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薬局薬剤師が6年制薬学部の授業を担当して薬学生のモチベを上げてみた話【1年生】

薬局薬剤師が6年制薬学部の授業を担当して薬学生のモチベを上げてみた話【1年生】

2023/09/22

YPH取り組み

こんにちは、薬剤師のdです。

少し前の話ですが、YPHこと(有)八幡西調剤薬局でとある6年制薬学部大学の1年生の授業を受けもたせていただきました。

それも1コマだけでなく6コマ連続でお話させていただきました!

薬局薬剤師である私としては、薬学部をめいいっぱい楽しみ、大変なときも仲間を支え合い協力して、将来立派な薬剤師になってほしいなという想いもあり、今回は、

  1. 悩みを抱える学生が6年間で少なくなるように
  2. 薬学部って楽しい!と思い続けられるように
  3. 薬学部を途中で諦めてしまうことのないように
  4. 薬剤師になったら将来こんな風に働きたい!という夢ができるように

という気持ちも込めて学生にお話をさせていただきました。

また、授業の効果測定として、学生のモチベーションや「薬剤師」というお仕事への想いの変化を調査するために、授業の前と後でアンケートを実施しました。

授業によって学生のハートに変化は起きたのか?は、この記事の最後に書きたいと思います。

薬学部の課題の1つ「きつい」6年間という忙しさ

授業の主な内容は【これから6年間どう過ごすか】

薬学部での勉強は薬剤師になるためには必ず必要で、新しい学びや発見が多く、非常に有意義ではありますが、それと同時に、「薬学部は大変」と思ってしまうときも少なからずあります。

また、6年制薬学部の課題の1つに「6年という長い期間勉強を続けなければならない」というキツさがあると思います。

中には長い期間の間にモチベーションが下がりきってしまい、留年や退学などという選択肢を取らざるを得なくなってしまう学生もいます。

薬剤師になりたい!と思っている薬学生はそんなにいない?

みなさんは「薬学部薬学科」に入学した方の中で、将来こんな薬剤師になりたい!と強く思っている方はどれくらいいるかご存知ですか?

薬学部出身の方は身に覚えのある方もいるかもしれませんが、実は「将来の夢は薬剤師!」ではない学生も結構な割合で在籍しています。

他学部に落ちたから、親や親戚に良いとおすすめされたから……。そんな「なんとなく」の気持ちで入学を決めた学生もいます。

それもそのはず、大学1年生の時期に将来の夢が具体的にイメージできている人は少ないと思います。ついこの間まで高校生だった、いわば「高校4年生」という立場なので当然と言わば当然です。

薬剤師って何を学ぶの?分かっている学生の方が少数派?

私たちが薬学部1年生の方に授業を行うにあたり、一番最初の授業の初めにしたことはアンケートです。

ピカピカの1年生が感じるリアルな「薬剤師のイメージ」や「薬学部のイメージ」、また「薬剤師になりたい気持ち」を数値化し、よりその大学に沿ったお話をしていきたいと考えたからです。

アンケートからは、驚くべき事実が結果として現れました。

なんと、学生の大多数が「薬剤師になりたい!」と思っているのにもかかわらず「薬剤師になるためにはどうしたらいいか?」を具体的に書けている学生がほとんどいなかったのです!

ご存知の通り、薬学部に入ったとしても自動的に薬剤師免許が獲得できる訳ではありません。

薬学部には日々の授業や実習、CBTやOSCEなど、乗り越えるべき壁がものすごくたくさんあります。

そして、その壁を乗り越えられず、足踏みをしてしまったり、去ってしまう仲間がいるのも事実です。

私が薬学生の頃も、友人と一緒に進級できず、1人また1人と学生の人数が減っていくのを経験しています。

薬学部6年間の主なスケジュール。これをしっかりイメージできている薬学部1年生は少ない。

薬剤師になるためにするべきこと

「薬剤師になりたい!」と思っているのに、具体的に何をすればいいか分からない、今勉強することが分からないと思ったまま、そして、「将来はこんな働き方がしたい!」という目標のないまま

6年間という長い期間を進み続けるのってどうでしょうか?

例えるなら、ながーいトンネルの中で、出口が見えないのに走り続けるようなことですよね。

入学したからととりあえず行く……それだけで6年という時間頑張るのは大変だし、途中で諦めようかと思うには時間もお金もかかりすぎますよね。

でも大変大変と言っても、目の前のことを一つ一つクリアしていけば、実はそうでもなかったりします。

講義では、そんな薬学生1年目の子たちに、目の前の目標を確認し、一歩ずつ進むための方法をいくつかレクチャーさせていただきました。

授業後の薬学生の心境の変化は……?

初回アンケートで分かった薬学生の問題点「薬剤師になりたいと思っているのに、薬剤師になるためにどうしたらいいかが具体的に分かっていない」ですが、

授業前と比較して、授業後のほうがより具体的な方法を列挙できていました。

また、記入された「具体的な方法」の数も増加しており、学生一人一人がよりたくさんのやるべきことがわかった状態になりました。

やるべきことが目に見えて分かると、あとはクリアできるように突き進むだけです!長い道のりでも、迷わず進める薬学生に近づいたのでは?と思います。

また、「この授業を通してなりたい薬剤師像が決まった!」という学生も半数以上みられました!

授業を通して学生に夢を与えられたようで本当に感激です!

全6コマの授業の中で、授業後に毎回話しかけて質問してくれる学生さん、連絡先を交換したいと言ってくれる学生さんもいて、非常に嬉しかったです!

関わった学生のみなさんが全員、目標に向かって前進していけるようになれば幸いです

八幡西調剤薬局では頑張る薬学生・薬局関係者を応援しています!

八幡西調剤薬局は夢や希望に向かって頑張る薬学生、薬剤師のみなさんを応援しています!

薬局の見学は随時受け付けていますので、ぜひ気軽にお問い合わせください。

もちろん薬学生だけでなく、調剤事務さんも歓迎です!

授業の依頼も承ります

私たちは、目標と夢を持ち続けられる薬学生がもっと全国に増えて欲しいなと思っています。

そして今後は、もし同じ思いを持つ薬局💊様や大学薬学部様がございましたら、一緒に途中で諦めない、夢を持ち続ける薬学生の育成に取り組んでいけたらいいなと思っています。

まとめ

この授業を通じて、薬学生たちの心に希望と目標を見つけてもらったこと、そして具体的な方法を示し学生の進路に明るい光を灯せたことに大変感激しています。

薬学部での6年間は確かに長く、困難な瞬間もあるでしょう。

しかし、薬剤師としてのキャリアを築くために必要なステップを理解し、一つひとつの目標に向かって着実に前進することは、成功への近道です。

そして、最も重要なのは、夢と目標を持ち続けることです。

夢を持つことは、困難を乗り越える力を養う原動力となり、薬学部で挫けそうになったとき、きっと助けてくれると思います。

最後に、この授業を通じて交流してくれた薬学生・大学のみなさん、ありがとうございました!

頑張ってください!薬剤師としての素晴らしい未来が待っています。

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